第149回 天皇賞（春）の結果 フェノーメノが中団から上手く抜け出し1着。蛯名が上手く乗ったと思う
1着フェノーメノ、2着ウインバリアシオン、3着ホッコーブレーヴという結果でした。
私の馬券はキズナ絡みで買っていたのでハズレ。キズナは負けるとしたら…のパターン通りの負け方でしょうかね。正直あのまま抜けると思ってたけど止まってしまいました、残念。
ホッコーブレーヴは買い目に入れてたので当てたかったな。大した金額じゃないし、てきとーに買ってただけだけど。というか、あの馬ほんとにきちゃったか。もう少しで1着まであったしね、そのちょっとの差が大きいんだろうけど、恐ろしや。
天皇賞（春）の予想はこちら
第149回 天皇賞（春）の予想
勝ち時計：3:15.1
12.8 - 12.0 - 12.1 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 11.3 - 12.5 - 12.9 - 12.9 - 12.9 - 12.3 - 11.7 - 12.0 - 11.1 - 11.7
4F 46.5 - 3F 34.8
レース直前にキズナが尻っパネして脚をラチにぶつけたり、ゴールドシップがゲート内で暴れまくったりと不穏な雰囲気が漂う中スタートしたレース。案の定、ゴールドシップは出遅れ。
サトノノブレスが好スタートからハナヘ。スッと抜け出したこと、もともと逃げ馬がいなかったこともあってスローペース。1000ｍ通過が61.7だから例年より1秒以上遅い。その上、12.9が3Ｆ続いて残り1000からのスパートだから後ろの馬には厳しい展開だったかな。そう考えるとウインバリアシオンはよく2着にきたな。
フェノーメノ
中団からの競馬。スタート直後、前に行く馬と後ろに控える馬がちょうどわかれて周りに馬がいないポジションをゲット。勝つ馬ってよくこういう展開になるよね。皐月賞のイスラボニータやフローラＳのサングレアルもそうだった。
向正面でも手応え良さそうに走ってて、あ～という感じ。3コーナー手前から徐々にポジションを上げて、4コーナーはちょっと強引な感じもしたけど上手く進路確保して直線へ。ウインバリアシオンに並びかけられてたけど、そこまでに使ってる脚の差もあるからフェノーメノの方が楽だよね、そのまま押し切り1着。
日経賞の競馬ぶりから、これはあかんわ、と判断したけど、そこからよく立ち直ってきたな～。状態の良し悪しの判断ができません、残念だわ。
ウインバリアシオン
シュタルケが5Ｒで落馬したことで幸四郎に乗り替わり。この乗り替わりがプラスだったのかマイナスだったのかわかりませんが、どちらにしろ岩田と比べるとマイナスだろうね。
レース見ての結果論、スタート直後はフェノーメノの直後だったのを、外に出して進路確保するためか一旦下げたんだけど、下げなくて良かったように思います。中団に控える馬が多くてかなり大きくまわることになったからね、ポジションを少しだけ前に取ってればロスはだいぶ少なくなってたんじゃないかな。まあ結果論。そこそこ人気もあるしそうせざるを得ない部分はあるよね。
ホッコーブレーヴ
ビックリ。常にしっかり末脚を使うから展開次第で…と書いたけどまさかほんとにくるとはね～。長距離が向いた、という面もあるでしょう。
次走以降は相手が弱くなって人気になるも4～5着止まりとかもありえそうで買いにくい印象。人気薄でこそだよな～。
キズナ
4着。後方からの競馬。向正面から3コーナーにかけて、すぐ前にウインバリアシオン、すぐ後ろ（横か）にゴールドシップがいて動きにくそうなイメージ。ゴールドシップに対してはフタをしてた感じもあるか。
かなり外をまわることになるな～ということで、武豊もどこで仕掛けるか判断に迷ったんじゃないだろうか。結局ウインバリアシオンが仕掛けたタイミングでついて行く形で進出。このあたりは武豊らしくないな～、もっとキズナの競馬に徹するかと思いきや、というところ。
なんだかんだ言っても、相手関係だとか距離だとか不安があったのかもしれない。
このあと宝塚記念にいくのか、ほかのレースにいくのかわかりませんがかなり混戦ムードになっちゃったな。メンバーが揃えばそれはそれで楽しみではあるけども。
ゴールドシップゲート内で暴れてて、あ～あかん、という感じ。直前までおかしな感じはなかったのにね、ゲートに入った途端だから馬自身なにかイヤがっている部分はあるんだろう。ゲートに閉じ込められること自体がイヤなのか、レースが始まるということがわかってイヤなのか（もっと前からわかってるだろうという気もするが）、隣に入った馬がイヤだったのか（ちなみに隣はフェノーメノとタニノエポレット）、わかりませんな。
レースは出遅れから最後方での競馬。まさかキズナの後ろからレースを進めると予想した人はあんまいないだろう。最終的にそこそこ差は詰めているから能力自体は高いんだろうけどね・・・。
そういえば、ゴールドシップはもともと出遅れ癖のある馬ですが、なぜかそのことが頭からすっぽり抜け落ちていました。出遅れてるのを見て、そういやそうだったな～と。よくよくこんな馬買えねーじゃん、と思ったけどレース始まってからわかっても遅いんだよね。
ほか、ある程度前目で競馬した馬は実力を出し切っているんじゃないでしょうかね。サトノノブレスもラストインパクトもよくがんばってるよ。ただ一線級とは実力差があるんだな、と実感。
なかなかスリリングなレースでおもしろかったです。馬券は外れたけど。
以下、レース後関係者コメントを追記。
【天皇賞・春】フェノーメノ、史上３頭目の連覇！ (2/3ページ) - 予想王TV＠SANSPO.COM
【天皇賞・春】バリアシオン、ＧＩ４度目の２着 - 予想王TV＠SANSPO.COM
【天皇賞・春】ブレーヴ激走！一角崩し３着 - 予想王TV＠SANSPO.COM
【天皇賞・春】距離の壁か…キズナ４着 - 予想王TV＠SANSPO.COM
【天皇賞・春】レースを終えて…関係者談話 - 予想王TV＠SANSPO.COM
蛯名騎手（フェノーメノ１着）
去年の秋は１走もできず悔しい思いをしたので何としても結果を出したかった。十分な手応えがあったし、最後はしのいでくれと思ったよ。坂の下りで力んだが、１周目の正面で息が入った。スムーズにリズムよくを心がけ、後ろを気にせず感じるままにいった。
武幸四郎騎手（ウインバリアシオン２着）
『やった』と思ったんだけど…。相手がしぶとく、ラスト１００メートルくらいで止まってしまった。
田辺騎手（ホッコーブレーヴ３着）
一発を狙っていました。直線に坂があればよかったのですが、馬群を割って伸びたのは、力のある証拠。悔しいけど、よく頑張ってくれました。
武豊騎手（キズナ４着）
いい感じで走ってくれていたけど、思ったよりも伸びなかった。（ギアが）もう１段あるんですけど、出なかったね。
和田騎手（タニノエポレット５着）
具合はよく、スタートも出て、マイペースで運べた。４角から直線も、詰まらずさばけました。
北村宏騎手（フェイムゲーム６着）
自分のペースでチャンスをうかがった。３角で外へ張られたが、この相手でも差のない競馬はできました。
浜中騎手（サトノノブレス８着）
前に行くつもりでした。誤算は途中から掛かった馬に来られたのが…。
川田騎手（ラストインパクト９着）
馬の後ろで我慢が利いていました。ＧＩで長距離だったことを思えば、よく頑張っていました。
池添騎手（サイレントメロディ１０着）
ダート馬のイメージでしたが、すごく乗りやすかった。バッタリと止まっていないように、長距離はいいですね。
福永騎手（アドマイヤフライト１１着）
イメージ通りのレースはできたが、このメンバーでは力不足だったのかも。これから力をつけていけば。
藤田騎手（オーシャンブルー１２着）
多頭数の外枠で内に潜り込めず、この馬のレースができなかった。
四位騎手（アドマイヤラクティ１３着）
外を回らされるのが嫌で、内ピッタリを。イメージ通りの競馬はできたが、３角から手応えが怪しくなった。
モッセ騎手（レッドカドー１４着）
状態は昨年以上だったが、ラスト６００メートルぐらいから反応がなくなった。年齢もあって、速い馬場に対応できませんでした。
石橋騎手（ジャガーメイル１６着）
前にいたデスペラードをアテにしたんですが、挟まって下がってしまった。
横山典騎手（デスペラード１７着）
スムーズな競馬はできたが、長距離の外枠は不利。今回は気も乗らなかったみたい。
秋山騎手（アスカクリチャン１８着）
レースぶりからも、本質的に３２００メートルは長いのかも…。
