第74回 皐月賞の予想
本命候補・・・イスラボニータ、ロサギガンティア、アジアエクスプレス、トゥザワールド
相手候補・・・ワンアンドオンリー、クラリティシチー、トーセンスターダム、ステファノス
桜花賞が予想時と最終的に買った馬券と違ったことと、皐月賞は混戦で馬場の状況やパドック・返し馬まで見た上で馬券を買おうと思うのでゆるりとした表記にとどめておきます。ちなみに、本命候補は3着は外さないんじゃないかな（4頭もいるけど）という馬、相手候補は3着内にくる可能性もあるけど飛ぶ確率も高いと思っている馬です。
少なくともここで挙げた8頭以外は買わないと思います。いまいまはロサギガンティアと何かのワイド1点でいくつもりです。1頭軸の3連複もあるかな。
それにしてもかなりおもしろげな楽しみなレースになりましたね。
（参考）
2014年皐月賞に向けて 参考レースのラップタイムやレース回顧記事まとめ
《展開予想》
逃げ馬がいない。ほんとに困った。
一般的な予想としては、過去逃げる競馬をしていて近走も先行しているウインフルブルームがいくのかなぁという雰囲気はあるものの、オーナー的に逃げはないんじゃないか。2，3番手からの競馬を指示するような気がする。
するとほんと逃げ馬がいなくて、下手すると内枠に入ったイスラボニータがスタートを上手く決めてしまってそのままハナに立ってしまうような競馬まであるんじゃないかと思う。
ほんと読めない。ということで展開次第、騎手次第、運次第で結果も大きく変わりそう。
かといって逃げ候補筆頭だったバンドワゴンが仮に回避していなくて、バンドワゴンが逃げるだろうとみなが思っている中、大きく出遅れてぐちゃぐちゃになるという競馬も見たかったなぁと思うところ。話がそれた。
今回はホントに騎手同士の心理戦の割合が高くなると思っていて、みんながみんな包まれたくないと思っているだろうから包まれないようなポジション取りをしようとするだろうし外に持ち出すだろう、その間隙を縫って一か八か内を突いた馬・騎手が勝つんじゃないか。
というところで、あっ！と思ったよ。お誂え向きの枠、あるのか、ここで。
ワンアンドオンリー（ハーツクライ×タイキシャトル）
↑で書いたのはこの馬をイメージしてですが、基本的には1番枠はマイナスと思っています。極端に後ろからの競馬をすると思っていないし、内を突いて器用に脚を伸ばせるタイプとも思わないし。
一瞬のキレよりも最後までバテない末脚が魅力、弥生賞もラジオNIKKEI杯も最後200だか100だかを切ってからの脚が凄かった。ここにきて調教時計も速く成長を感じさせられる馬、流行りのハーツクライ産駒の成長力が怖い。
マイナスポイントは馬場が速くなってきていること。タフな馬場のほうが相対的に良いはず。
イスラボニータ（フジキセキ×コジーン）
これまでのレースで確認できるパフォーマンスでは一番強いと思っています。今回は初めての右回りや初めての4つのコーナーとか中山の馬場が合うのかといろいろ不安点はありますが、問題ないじゃないでしょうかね。
吉田照哉さんだったかな、フジキセキらしくない柔軟性がある馬体で…云々というのを見かけて、中山の力が要る馬場はどうなんだろうか、とは思いますが、血統から判断すると全く気にならないでしょ、まして軽くなってきてるし。
どちらかというと展開予想で書いた逃げ馬がいないということが気になる。これまで折り合いはついているものの行きたがるところはある馬だからな～。
クラリティシチー（キングカメハメハ×スペシャルウィーク）
穴候補。内枠にきたら買いたいな、と思っていたら内枠に入りました。あとは内田さんが後ろに下げ過ぎず内から捌く競馬をしてくれれば…。
前哨戦ではスプリングSが一番レベルの高かったレースだと思っていて、そこで大外をまわすロスの大きな競馬で3着というのは評価して良いと思っています。3コーナーくらいから仕掛けられて外をまわりながら一気に差をつめてきていたので、相当速い脚を使っているはず。直線はロサギガンティアと同じ脚色になっちゃいましたが。過去にも、新馬戦や東スポ杯2歳Sで末脚は見せてきた馬。あとはそれをどれだけ上手く引き出せるか次第と思っています。とはいってもこれまでも勝ち切れていないわけだから、いきなりここで上位にくるのは難しいのかな。
不安点は権利取るために前走がピークだった可能性があること。
アデイインザライフ（ディープインパクト×サクラバクシンオー）
弥生賞の0.4秒差は決定的な差だと思っていて、メンバーが揃う今回はキビシメ。柔軟なレース運びもできなさそうだし買いづらい。
アドマイヤデウス（アドマイヤドン×サンデーサイレンス）
当初は穴馬候補としておもしろいと思っていたんですが、時計の速い阪神で時計のかかっていた弥生賞と同じ勝ち時計はちょっと物足りないな、と。メンバー的にもウインフルブルームくらいしかいなかったわけで今回は消し。
トーセンスターダム（ディープインパクト×エンドスウィープ）
評価が難しい馬。中山は合わないかもしれないけど、小回りは苦にしないはず。
今回は極端に後ろからじゃなくて中団からの競馬をするんじゃないかな、と思っています。これまでのレースも追込ってほどの競馬でもないし。武豊なんでダービーダービー言ってるけど、実際レースにいったらそのレースをどうやって勝つか、どうやったら勝てるかを考えているはずで形はつけてくるはず。
ということで4着くらいかなと考えていますが、馬券内もありえるよね～と人気もすると思うので悩ましい馬です。
ステファノス（ディープインパクト×クロフネ）
毎日杯で思っていたよりも強いな、と評価を高くした馬。青葉賞か京都新聞杯からダービーにいくと思っていたんだけどな。
毎日杯は4コーナーでラングレーに外からかぶされる形になり、進路確保のため仕掛けると一気に先頭に立ってしまって最後甘くなったところ差し返されて3着という結果。その一気に先頭にたったところの脚が速くて、この馬そんな脚を持ってたんだとビックリしたわけです。
2走前のつばき賞はきさらぎ賞（稍重）の6日後のレースで、重馬場だったのですが34.6の上がりを使っており、全体の時計が遅いし馬場差もあるので比較しにくいのですがきさらぎ賞のトーセンスターダムの34.7を上回っているんですね。
ということで、全然ダメかもしれないけど一発もありえるんじゃないかと思っています。
スズカデヴィアス（キングカメハメハ×サンデーサイレンス）
すみれSを34.1の上がりで1着。おもしろいのかも、と思いましたが去年のすみれSもそれくらいで皐月賞につながっていなかったので消します。すみれSは道中がスロー過ぎて、皐月賞とは流れが違いすぎ、評価できないですね。
ベルキャニオン（ディープインパクト×フレンチデピュティ）
後方から内を差してきて5着と予想。
共同通信杯でイスラボニータから0.2秒差つけられてり、トップとは差があると思います。
ロサギガンティア（フジキセキ×ビッグシャッフル）
本命候補。ほんとミルコなら迷わずに買うんですが…、その場合人気になってるか。
義臣さんでもこの馬からいくと思います、たぶん。
スプリングSはレベルが高いと思っています。同じ日の他のレースや2日目のフラワーCと時計を比較すると1:48.4というのは速いと思っていて、そこを出遅れながら道中押し上げてて2着に0.2秒差1着というのはかなり強いんじゃないかな。残り2F地点の11.7というのも速くて、12秒くらいのラップを追走しながら一足使えて更にラストも12.2とそこまで落ちていない。
皐月賞当日はスプリングSよりも馬場も軽くなっているから…というところで雨が降るかもしれないことを思い出した。良馬場なら軸。
タガノグランパ（キングカメハメハ×スペシャルウィーク）
ニュージーランドトロフィーの予想のときに、ファルコンSはレベルが高いとしましたが、さすがにここにくると厳しいんじゃないでしょうかね。展開がハマった部分もあるし。
距離が長いとかは思わないし、ラジオNIKKEI杯0.3差5着を物差しにすると全く勝負にならないとも思いませんが、ちょっとわからない。1400でしか勝っていない馬がくるか？とりあえず消し。
キングズオブザサン（チチカステナンゴ×サンデーサイレンス）
ここだと一歩足りないと思います。6，7着くらい。
バウンスシャッセ（ゼンノロブロイ×ホーリング）
ここだときついと思います。道悪になればあるかも。
アジアエクスプレス（ヘニーヒューズ×ランニングスタッグ）
外枠に入ったのがちょっと痛い。繰り返しになりますが、スプリングSはレベルが高かったと思っていましてそこで2着、叩いて状態も上向きらしく良いんじゃないでしょうかね。
不安点は、あまり考えにくいけどスローからの極端な上がり勝負になった場合。まあスローになっても早めから仕掛けていくロングスパート戦になるだろうから大丈夫かなと思いますけども。
トゥザワールド（キングカメハメハ×サンデーサイレンス）
こちらも外枠に入ったのが痛い。弥生賞はいろいろ試しながらの競馬で1着。馬場が軽くなること（雨が降らなければ）、この馬の勝負に徹することを考えると上位の評価にせざるを得ないかな、という感じ。
もしかしたらこの馬が逃げる展開もあり得るのかも。控える競馬をしようとして、後ろに下がり過ぎるくらいなら行き切った方が良い気はする。人気だし乗るのが川田ということもあって、展開のキーを握る馬ですね。
ウィンフルブルーム（スペシャルウィーク×サクラユタカオー）
この馬は直線が長いコースのほうが向いていると思っていて、今回は厳しいんじゃないでしょうかね。消します。
