第74回 皐月賞の結果 イスラボニータ強え！トゥザワールドを外からねじ伏せ1着
1着イスラボニータ、2着トゥザワールド、3着ウインフルブルームという結果でした。
私の馬券はロサギガンティアからいっておりハズレ。イスラボニータは東スポ杯2歳Sで単勝を取らせてもらった馬で、世代No1だと思っていたにも関わらず、この馬券を取れていないのは悲しいわ。せめてもう少し枠が外目だったらなぁ、買ってたのにというタラレバ結果論。
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第74回 皐月賞の予想
勝ち時計：1:59.6
ラップ ：12.3 - 11.4 - 11.9 - 11.9 - 12.7 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 12.0
4F 47.3 - 3F 35.3
9R1000万下鹿野山特別が同じ芝2000で2:00.3で、皐月賞はそれを上回る時計になりました。ペースの違いとかはあるにせよレベルは高かったのかな、と思います。その9R自体、1着馬が2着を0.9もちぎっているので通常よりも速かったかもしれないし。
ウインフルブルームが好スタートから迷わずハナへ、バウンスシャッセ、トゥザワールドが2、3番手になりそうなところをアジアエクスプレスがかわしていって2番手。トーセンスターダムはそれに続くくらいの位置取りで少しかかり気味。イスラボニータはその後ろ、ロサギガンティアはさらにその後ろ。ワンアンドオンリーは最後方から。
ウインフルブルームがあんなにはっきり逃げに出るとは思いませんでした。さらにそこそこ速いペースで引っ張ってくれたおかげで、各馬のポジションも落ち着きやすかったんじゃないでしょうかね。中山芝2000という舞台の割にはごちゃつくシーンも見かけず、各馬実力を出し切れたんじゃないかと思います。ただ頭3Fがそこまで速くなかった分、後ろの馬には厳しいレースだったかな。
イスラボニータ
強かった。返し馬を見たら体グニャグニャで思わずやわらけーと声を出してしまいました。それ見て正直、こいつタダモンじゃねーな、と思ったんですが信じ切れませんでした…、残念。
レースはスタートから1コーナーあたりまでで少し行きたがるそぶりを見せますがすぐ落ち着きました。道中は中団、4コーナーから直線で一気に先団に取り付いてトゥザワールドに並びかけていきますが、そこの脚が速かった。馬券買ってたロサギガンティアがすっと2馬身ほど離されて、あ～…、と思うと同時にイスラボニータで決まったわ、と思った次第でございます。
飛びが大きいから包まれたときにどうかと思っていましたが、蛯名さんが上手く乗ったと思います。終始、周囲にスペースあって走りやすかった気がするし。
ダービーに向けては距離面がどうか、というところはありますがこの馬で堅いんじゃないでしょうか。どちらかといえば得意と言えない舞台で完勝ですからね、今回一緒に走ったメンバーとは完全に勝負付けが済んだと思います。
トゥザワールド
実力は出し切ったんじゃないでしょうかね。
いきなり話変わりますが、サイン馬券って信じますか？私はまったく興味がなかったんですが、先週の桜花賞はレース直前にCMを見てレッドリヴェールとハープスターの馬券を買い足したので、皐月賞はどうなのかな～と今回はわざわざ事前にチェックしてたんですよ。すると明らかに「世界へ」というメッセージが出ててですね、この馬か、と思っていたんですがね。同時に「勝利」という言葉も強調されていたように感じたので、この馬の母トゥザヴィクトリーのことなのか、それともウインフルブルームのことなのか悩んだ部分もありますが、結果論どっちもと言えるものでした。
ということで、今回の馬券は取っておきたかったな、残念。
ウインフルブルーム
道中は1人旅で走りやすい部分があったんでしょうが、1度はアジアエクスプレスに詰め寄られながらも3着に粘り切り強さを見せました。持続力が良いと評価していたのですが、直線の短い中山は合わないと軽視していましたがそんなことなかったですね。
ただ先々に向けてで言うとキレる脚を持っているわけではないので、上位にはくるけど勝ちきれないレースを続けるんじゃないでしょうかね。キレ勝負になりやすいダービーはキビシメ。
ワンアンドオンリー
4着。スタート直後から後ろに下げ最後方からの競馬。3コーナーから徐々に進出して、最後追い込んでくるものの4着まで。こういう競馬しかできない、という部分があるのかもしれませんが、この馬が勝つ場合のイメージはイスラボニータが上がっていった直後のスペースを突いて上がってくるというものと思っていたので、ちょっともったいなかったかな。まあ言うのは簡単なんでね。
なんだかんだごちゃつくところを捌いて上がってくるのは外国人騎手は上手いと思っていて、最近のいくつかのレースで横山典を評価していましたが、外国人騎手にしかできない部分はあるのかなと感じたレースでした。
ステファノス
イスラボニータの後ろ通って伸びてきてたけど5着どまり。上位とは実力差があると思うけど東京に替わればおもしろい部分もあるかな。ただ、2勝どまりで賞金が足りないから出走権確定していないんだよね。ちょっともったいない。
アジアエクスプレス
6着。予想外の先行する競馬。まあいろいろ考えると今回はそれが一番実力を出し切れる走りだったのかもしれません。一度は詰め寄ったウインフルブルームに離されたので距離が長かったのか、途中で速い脚を使ってしんどくなったか。ちょっと買いかぶりすぎでした。
ロサギガンティア
10着。残念。スタートはちょい遅いくらいの普通で、ポジションは中団へ。結局そのままぐるっと回ってきただけでした。
う～ん、スプリングSはレベル高くなかったのかな…。各前哨戦のレベルもありますが、そこからの伸びしろの問題もあるかな。この馬はスプリングSと今回が同じレベルの走りで、騎手分マイナスということにしておこう。深追い禁止。
トーセンスターダム
11着。中団につけるんじゃないか、と思っていましたがさらに前でした。先行馬の直後のポジション。道中は少し行きたがるようなところもある感じで、4コーナーですでに止まってしまいましたね。
ここまで見せ場なく負けるとは思っていなかったので想定外。負けるにしても4～7着くらいにはくると思っていたんだけどな、ダービーに向けては負けすぎな気がする。もまれるような競馬がダメ、とかあるのかもしれない。今の中山も合っていなかっただろうし。ダービー直行だろうけど買いにくいな。実際買わないだろうけど。
終わってみれば、こんなもんだよねという結果。2番人気→1番人気だから。
イスラボニータにはぜひダービーも勝ってほしいな。良い競争成績を残し、人気種牡馬として種牡馬入りしてほしい。フジキセキが好きなんですわ。
以下、レース後関係者コメント追記。
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蛯名騎手（イスラボニータ１着）
馬を信じて乗りました。初の中山でも非常にいい折り合いがついていたし、最後にはじけると思いました。やっと、勝ったなという感じです。跳びがきれいなのでゴチャつくのは嫌。１コーナーをうまくさばけました。
川田騎手（トゥザワールド２着）
外枠でしたが、スムーズな競馬ができました。きょうは勝った馬が強かったですが、次に向けて楽しみが広がるレースはできました。
柴田大騎手（ウインフルブルーム３着）
有力各馬よりも早めに仕掛けた。最後も頑張っているし、力は出し切れたと思います。
横山典騎手（ワンアンドオンリー４着）
ダッシュがつかなかった。腹をくくって外を回り、最後も長くいい脚を使って止まっていないしね。「まだ（体に）緩い面がありながらもこれだけの脚を使うんだからダービーが楽しみだ。
後藤騎手（ステファノス５着）
思いどおりのレースができて、馬も応えてくれた。これからもっと良くなるけど一瞬、夢を見たよ。
戸崎騎手（アジアエクスプレス６着）
流れに乗れたし、前走より反応も良かったが、もう少し時計のかかる馬場向きのようです。
福永騎手（ベルキャニオン７着）
もう少し前のポジションで競馬したかった。最後は伸びているし、直線の長い東京の方がいい。
内田騎手（クラリティシチー８着）
もう少し前で競馬したかったが、前がゴチャついてしまい中団から。最後は狭い所を割ってきたけどね。
岩田騎手（アドマイヤデウス９着）
いい感じで流れに乗れたけどね。まだこれから良くなる馬だから。
柴田善騎手（ロサギガンティア１０着）
いい感じで回ってこられたが、伸び切れなかった。もしかしたら、距離なのかも。
武豊騎手（トーセンスターダム１１着）
馬場が悪い３コーナーから、一気に行きっぷりが悪くなった。
北村宏騎手（バウンスシャッセ１１着）
プレッシャーのかからない位置で競馬した。３～４コーナーの馬場の傷んでいるところで苦しくなった。
松岡騎手（コウエイワンマン１３着）
厳しい競馬だったが、頑張っている。
シュタルケ騎手（スズカデヴィアス１４着）
枠内で座ったときに扉が開いて遅れた。スパッと切れる脚がないので、なだれ込んだ感じ。
浜中騎手（キングズオブザサン１５着）
３コーナーでペースが上がったときについていけなかった。
田辺騎手（アデイインザライフ１６着）
向こう正面から自分で上がっていったが…。
江田照騎手（クリノカンパニー１８着）
自分の競馬はできた。
