らむたらの競馬予想ブログ

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第48回 共同通信杯(GIII)の結果 イスラボニータが余裕の完勝

1着イスラボニータ、2着ベルキャニオン、3着サトノアラジンという結果でした。

私の馬券はイスラボニータとサトノアラジンの「馬連」を買っておりまして、ハズレ。予想時に買わないかも、とか言ってましたが、たしかにケンが正解だったなぁ。

共同通信杯の予想はこちら
第48回 共同通信杯(GIII)の予想

勝ち時計:1:48.1
ラップ :13.0 - 11.6 - 12.1 - 12.6 - 12.9 - 12.5 - 10.9 - 10.9 - 11.6
4F 45.9 - 3F 33.4

中盤が緩んでラスト3Fから速くなるのは例年どおり。10秒台が2F続くのはかなりレベルが高いかも。1着ゴールドシップ、2着ディープブリランテだった2012年のラップは、

12.9 - 11.9 - 12.5 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 10.9 - 11.0 - 11.7(1:48.3 4F 45.7 - 3F 33.6)

となっており、遜色なし、というか上回ってます。馬場差がどうかわかりませんが。

イスラボニータは、距離適性を考えなければ、ダービーの最有力と言えそうです(2400もこなしそうだけど)。きさらぎ書のあとでトーセンスターダムが1歩抜け出した、とか書きましたが甲乙つけられませんね。

 

イスラボニータ
好スタートから好位置に控える競馬。多少いきたがるそぶりも見せますが、なだめられてスムーズな競馬。蛯名さんは2週連続での重賞制覇ですが、なだめるのはうまい気がします。前に行かせながら折り合いをつけるのは素晴らしいですね。直線までがまん、直線は余裕をもって外に出し、追われると一気に突き抜け1着。まだ余裕がありそうなレースぶりでした。

正直、スローのキレ勝負になると分が悪いのでは?と思っていたんですが、問題なかったようです。これで流れる競馬にも、スローで我慢する競馬にも対応したわけで、スキがない印象。左回りしか経験がないので、皐月賞は未知数の部分はありますが最有力ですね。

 

ベルキャニオン
内でじっとしていた競馬、イスラボニータを見ながらレースを進めた感じですかね。
直線ではイスラボニータが外に出して空いたスペースを突いて伸びてきて、並んでいましたがイスラボニータが追われると離されそのまま2着でした。
けして弱くないですが、特にロスもなかったように思うので、現状での能力の差は大きいような気がします。これからの成長度合い次第ですかね。

 

サトノアラジン
この馬、運悪いわ。前走のラジオNIKKEI杯2歳Sに続き、残念な競馬でした。

そこそこ良いスタートからそれなりに前につけようとする競馬。ただ、イスラボニータに前に入られたのか、手綱を引っ張り後ろに下がる。その後、少し走ったところで寄られて詰まったのかまた引っ張って下がる、と2回不利を受けていると思います。

そこから外に出して、3~4コーナーを外をまわって上がっていき、直線入り口では先頭に並びかけるくらい。スローペースだったのでそのまま後ろにいたらマズイ、という岩田の判断だと思いますが、ここで上げていなければ大敗していたかもしれませんので岩田のファインプレイ。まあ、内突いてれば運よく2着内にきていた可能性もなくはない気はしますが、他力本願な競馬よりは勝負してくれた方が良いです。
馬もようがんばっているんじゃないですかね。

イスラボニータとの比較はわかりませんが、ベルキャニオンよりはこっちのが上だと思います。ここで賞金加算できなかったのは痛いね~。皐月賞はあきらめて、ダービー一本のローテーションでいくんでしょうかね?

(追記)寄られたのもあるのかもしれないけど、後ろに下げたのは岩田の意思なのかも…。そうするとだいぶ評価が変わってきてしまうなぁ。

 

4~8着くらいの馬は、実力あると思いますが勝負付けはすんだ感じ。
クラシック本番での逆転は難しいと思います。

ガリバルディはマイナス16kgで本調子じゃなかったのと、今回は外枠もマイナスだったかな。人気先行型なので引き続ききっておいしい馬だと思います。

 

イスラボニータの強さが際立ったレースでした。レースとしてはおもしろかったんだが、馬券がなぁ、残念…。

 

以下、レース後関係者コメントを追記。

【共同通信杯】東京4戦4勝!ボニータ強し!! (2/3ページ) - 予想王TV@SANSPO.COM

【共同通信杯】今後期待!キャニオン2着 - 予想王TV@SANSPO.COM

【共同通信杯】岩田悔やむ…サトノアラジン3着 - 予想王TV@SANSPO.COM

【共同通信杯】マイネルフロスト猛追及ばず4着 - 予想王TV@SANSPO.COM

【共同通信杯】レースを終えて…関係者談話 - 予想王TV@SANSPO.COM

 

蛯名騎手(イスラボニータ1着)
スタートもうまくなっているし、道中は前に馬を置いて落ち着いて走れていた。直線に向いてからも手応えは十分だったが、早めに抜け出すのは嫌だった。57キロを背負ってこの内容。このまま順調にいってほしい。

福永騎手(ベルキャニオン2着)
相手の競馬の上手さ、完成度の差で2着でしたが、まだのびしろを感じます。スタートの駐立とかフォームの修正とか課題はあるけど、克服できないものじゃない。まだギアを隠し持っている感じだし、楽しみな馬です。

岩田騎手(サトノアラジン3着)
スタートして流していったけど、結果的に先手を取った方がよかったのかな。力のある馬だけど、最初のコーナーで挟まれて…。

三浦騎手(マイネルフロスト4着)
2コーナーでぶつけられてエキサイトしてしまいました。最後はよく伸びてきたけど、道中はなだめるのに必死だったので。

リスポリ騎手(ピオネロ5着)
3、4番手のつもりが最初のコーナーで(進路が)狭くなって位置取りが後ろに。そのぶん、道中のタメが利かなかった。

藤岡佑騎手(ハギノハイブリッド6着)
最初のコーナーで窮屈に。エンジンのかかりが遅いぶん、位置取りが悪くなると厳しいが、最後はいい脚を使っていた。

戸崎騎手(ローハイド7着)
スローで後方からよく伸びてくれました。

北村宏騎手(ショウナンワダチ8着)
スタートで出し気味でもあの(後方の)位置取り。脚は使っているが、坂を上がって苦しくなった。

田中勝騎手(ラインカグラ9着)
いいリズムで走っていたので、直線も途中までは頑張ってくれた。

C・デムーロ騎手(ネオヴァロン10着)
リラックスして走っていたが、4コーナーで勝ち馬にぶつけられてひるんでしまった。

武士沢騎手(シングンジョーカー11着)
まだ2戦目。いい経験になったと思います。

浜中騎手(ガリバルディ12着)
前に壁を作りたかったが…。体が(16キロ)減っていたし、少し掛かって直線は余力がなかった。