第58回 阪急杯(GIII)の予想
ダノンシャークとラトルスネークのワイド1点でいきます。
複数の重賞勝ち馬や阪神1400職人的な馬が揃い、馬券的にもレース的にもおもしろそうなレースになりました。個人的におもしろそうと思う馬はラトルスネーク以外にもマヤノリュウジン、レッドオーヴァル、サンカルロといますが絞っていきたいと思います。
(参考)阪急杯 過去5年のデータ・傾向
前傾ラップの最後は我慢比べ的なレースになりやすいようです。逃げ馬は苦戦。
今年はスローに落としたいコパノリチャードが逃げそうですがどうなりますか。
《展開予想》
これまで細かく展開予想をしていなかったのですが、フェブラリーSのスローペースの前残りは想像できたんじゃないか?とも思い(コパノリッキーを買えるかは置いといて)、これからは考えてみることにしました。
逃げる可能性が高いコパノリチャードが1番枠に入ったため、スタートで遅れない限り逃げそう。それ以外では逃げたい馬はいなさそうなものの、先行勢は多くしかも内に固まった印象。カレンブラックヒル含め、2番手以降の位置取り争いが激しくなりペースも速くなりそう。
内側の馬が前にいくことで、サンカルロ、レッドオーヴァル、ラトルスネークはスムーズに良いポジションを取れそう。
ガルボ、エピセアロームはある程度前目での競馬になるんでしょうが、中途半端な位置取りになって外をまわる距離ロスの大きい競馬になるかも。
ダノンシャークは、サンカルロ、レッドオーヴァル、ラトルスネークの追込み勢の前目で控える競馬から差してくるイメージか。
阪神Cと比較して先行馬が多い気がするため、後ろからの馬の方がスムーズに進められそうな気がします。
仮にスローペースになったら、番手と動きやすい外目の位置につけた馬に有利。
ダノンシャーク(ディープインパクト×カーリアン)
去年は安田記念とマイルCSの3着のほか、京都金杯と富士Sに勝ち、ここでは実績上位。
今回はマイルCS以来の休み明けですが、当初は東京新聞杯に出走予定も中止⇒延期になったためとりやめ、こちらにまわったようなので仕上がりとしては良いんじゃないでしょうか。
不安点は阪神1400という距離と内回りコース。これまで東京と京都を中心に使われており、いけるのかどうかいまいちわかりません。中山の京成杯AHで2着にきていることや、先行したり差しにまわったりとレースぶりに柔軟性があるので問題なくこなしそうな気はします。
ガルボ(マンハッタンカフェ×ジェネラス)
阪神C2着⇒京都金杯3着でここ。阪神1400で実績を残していることもあり、今回は人気になりそうなんですが、どうなんですかね。
騎手が岩田から乗り替わりでマイナス。阪神Cの2着は前にいった馬で決まる展開になり、うまく乗られた感もあり。今回は先行したい馬が多そうで位置取りが難しく外をまわるロスもありそう。ということで、私は消します。
コパノリチャード(ダイワメジャー×トニービン)
1番枠はプラスなもののラク逃げはできなさそう。斤量も57kgとスワンS勝ちのときの54kgよりも増えており厳しい印象。
マヤノリュウジン(キングヘイロー×キンググローリアス)
昨年のスプリンターズS3着で前走京阪杯は9着。軽い馬場向きのスピードに欠け、時計のかかる馬場になれば浮上してきそう。京都⇒阪神替わりはプラス。
逃げ・先行馬の後ろ目につけて内突きで伸びてきそうでおもしろい。
サンカルロ(シンボリクリスエス×クラフティプロスペクター)
有名になりすぎた感もある阪神1400の鬼。阪神Cは4着でしたが、直線は包まれた後ろで逆に4着にきたのがびっくりするレベル。外回さずに内を突きそうなんで、運次第ですが突きぬける。
問題は穴人気しすぎてうまみがあまりないこと。
レッドオーヴァル(ディープインパクト×スマートストライク)
昨年の桜花賞2着馬。近走の着順は良くないですが末脚は見せております。
穴でおもしろそうと思っていましたが、予想オッズ見るとけっこう人気しそうで悩みどころ。
ラトルスネーク(タニノギムレット×ワゴンマスター)
1600万条件勝ちのあと、重賞で6,5,5着。直線長いコースの方が合っている気はしますが、前走阪神Cも差して5着にきているし過去に阪神1400で勝っており問題ないか、というよりむしろ得意なのか?
枠順的に競馬はしやすそうでおもしろそう。
エピセアローム(ダイワメジャー×コジーン)
過去に阪神で行われるセントウルSを勝っており、おもしろいかなと思っていた馬。
最近の好走はレベルな低そうなところばかり、という気がしないでもないですが。枠的に外をまわりそうな今回は厳しいかな。
「開幕週のコジーン」という血統格言?みたいなものがあって、母父コジーンだけにあるのかな、と思わんでもないですが。ちなみにセントウルSも開幕週です。
サンレイレーザー(ラスカルスズカ×コジーン)
去年、マイラーズC2着やエプソムC3着など重賞での好走もある馬。
おもしろいかなと思いましたが、過去の好走はスローからの末脚を活かす競馬でのものが多く、ペースが速くなりそうでさらに初の1400の今回は厳しいと思います。
カレンブラックヒル(ダイワメジャー×グラインドストーン)
近走不振のGⅠホース。個人的にこういう馬は買いません。
どちらかというと、速い流れをそのまま押し切る競馬で強い馬だと思いますが、控える競馬をするだろうし、そういう意味でもきびしめな印象。